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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(6月13日)


ごきげんよう。アシスタントの高宮です。 いよいよ今期最後となった今回のレッスンでは、みんな大好き(?)CLを取り上げました。 花井講師から、最近気になったニュースはある?と問いかけられ、東名高速での観光バスの事故が挙がりました。 中央分離帯を越えて反対車線から乗用車が飛んで来た、あの衝撃的な事故の話です。 これを題材として取り上げ、CLで表してみることになりました。 グループに分かれ、どんな表現が適切かディスカッション。 その様子を見守る花井講師↓


繰り返し練習し、お互いの表現をチェック。 自分の表情が面白かったので、隠さずそのまま載せてみましたw


いつもニコニコ笑顔というのは素敵なことですが、常に笑顔で手話をやると文脈が伝わりにくいことがあります。 時には険しい表情も必要です(`・ω・´) 話し合った表現を1人ずつ披露した後、講師からはそれぞれの生徒に対し次のような指摘がありました。(一部抜粋) ・CLというより身振りになっている。 ・場所が曖昧で分かりにくい。 ・内容は分かるが、テンポが悪い。 ・観光バス側から見た映像にこだわり過ぎ。必要に応じてカメラの視点を変えて表情した方が良い。 CLと身振りの違いは、初めはなかなか分からないですよね。 私も以前はそうでした。 これはもう、たくさん見て慣れるしかないのかな…と思います。 慣れてくると、手話ニュースやyoutubeなどにアップされているネイティブサイナーの表現を見て、「あ、今のはCL的な表現だなぁ、なるほど」と気付けるようになります。 場所(手の位置)がいい加減というのは、手話学習者あるあるですよね💦 例えば、フェンスを乗り越えて飛んできた乗用車の位置。 観光バスに衝突して転がって……その後、その手はどう処理してますか? バスの高さと合っていなくて、下の方に行ってしまうと、「乗用車は高速の高架下に落ちてしまったの? 」と誤解させてしまうかもしれません。 手の位置というのは、非常に大切です。 一方で、花井講師の表現を見ていると、大胆にデフォルメしている部分もあるのです。 スローモーションのような表現、車同士がぶつかり、窓が割れてガラスが飛んできて……。 正しいかどうかは分からないけど、雰囲気は伝わってきます。 この緩急の付け方は、学習者にはなかなか勇気の要ることですが、是非とも身につけたいスキルです。 また私は、事故のCL表現の前に、「バスの乗客はシートベルトをしていた」という情報を盛り込んだのですが、それは最後にした方が良いのでは?ということでした。 確かにその方が、相手をぐっと引き付けられますよね。 単に手話の表現を教えるだけでなく、“魅力的な会話教室”的な側面もある花井教室。 すごくないですか?w(๑•̀ㅂ•́)و✧ CL表現の指摘が終わった後は、「さっきのディスカッションはどうだった?上手く意思疎通できた?」という話題になりました。 ある生徒さんから、「相談相手の言っていることが、よく分からなかった」という感想が挙げられました。 講師からは、「例えばどの部分が分からなかったの?それを考えてみて。『分かりませんでした。終わり』だとそこから伸びないよ。何故分からなかったのか、考えてみよう」というアドバイスがありました。 相談の結果だけではなく、その過程も大事だということでした。 この教室では手話学習だけではなく、人生に必要な大切なことも学べます。 自分の書いた文章を読み返すと、随分と緊迫感あふれるレッスンのようですが、実際はみんな仲良く楽しく学んでいます。 今期最後のレッスンということで、お茶会を実施しました(*´ω`*)


来期もたくさんの生徒さんと出会えることを期待しております❤︎

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