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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(5月10日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは、自分のクセについて考えてみます。

体の軸がブレる

遠くを表すのに手をいっぱいいっぱいまで伸ばしてしまう

話を最後まで聞かない

分かっているのか分からないのか、どちらか分からない反応をする

もう一度最初から・・・とよく言う

等々、皆さん色々なクセがありました。


2人ずつ生徒さんに自由に話してもらい、他の人はその様子を見てどうだったか感想を述べていきます。

手話が曖昧で分かりづらい

会話のキャッチボールではなく、相手が話すのをずっと待っている

口話が多くて見ていて苦しい

話はじめがはっきりせず、何が言いたいのか途中まで分からない

手話表現に自信がなく口話に頼っている

相手に伝わっていないのに、同じ表現をただ繰り返してしまっている

といった意見があがりました。

確かに手話が曖昧だと何を言っているのか、分かりづらいですよね。

1つ1つの表現をはっきりと表すことで、格段に分かりやすくなってきますので、是非意識してみてくださいね。

そして、口話は講習会でもサークルでも必要だと教わる方が多く、口話をつけて手話をする生徒さんも多くいらっしゃいます。

でも、口話をつけていると、どうしても口話に頼ってしまいますので、口話をつけない手話をするろうと会った時に全く通じなくなってしまいます。

手話の表現力、読み取り力を上げるためにも、口話ではなく、口形(パピプペポなど)を使うようにしてみてくださいね。


そして「もう一回いい?」これって健聴によくある一言です。

頑張って見てみたけれども、分からなかったからもう一度お願い・・・という気持ち分からないでもないです(笑)

でも、それを何度か言われると相手も「えー、またー?」と思ってしまいますよね。

分からない箇所があれば、「これって、こういうこと??」という風に都度確認しながらいくと、もっと話がスムーズに進んでいくはずです。

そして、後半は表情や間などを使った手話表現を考えていきます。

健聴はよく単語をいっぱい羅列して話すことが多いんですよね。

例えば、「スカイツリーに行きました。高所恐怖症なので足がすくみました。」この文章、「スカイツリー/行った/高い/怖い・・・・」などという風に表してしまう健聴って多いと思います。

でも、スカイツリーを見上げて顔を強張らせ行くのを渋れば、高いところ苦手なんだろうなぁとイメージで伝わってきます。

こんな具合に、皆さんに単語を羅列するのではなく、表情などを使った手話表現を考えてもらいます。

大学の授業中不真面目で全然先生の話を聞かない

道を歩いていたら色んな所から美味しそうなにおいがしてくる

新装開店のお店に行ったらすごい行列で1~2時間並んでやっと食べられた

などなど、皆さん一生懸命色んな表現を考えてらっしゃいました。

そして、その後は「仕事+パー」の表現を3つ表し、それぞれの意味を考えてもらいます。


全部単語は同じ「仕事」と「パー」の2つだけ。でも、表情や首の振り方などで意味が全然違ってきます。


皆さん、違いが分からなかったり、違いが分かっても意味が分からなかったりと、とても苦戦していました。


単語ばかりを見てしまうのではなく、全体の雰囲気などを捉えるようにするとイメージが掴めていけるようになると思うので、頑張ってくださいね。


皆さん、お疲れ様でした。

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