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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(5月14日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは、表現の修正を相談しあっていきました。

まずフリートークから始まったのですが、ある生徒さんが、「髪切ったの?何か違う気はしたんだけど・・・」と言ったところで、ストップがかかりました。

そして、今の表現の修正をみんなで考えていきます。

まず、「良い表現方法を考える」という目的を理解していないと、ズレが起きてしまいます。

さっきの表現ってどんなだったっけ?と思って「もう一度さっきの言って」と言っても、趣旨が伝わっていなければ

「あぁ、髪何で切ったのかなぁ~と思って。暑くなってきたから?」とか

「他の人がね、あの人髪切ったねって言われて初めて気づいた・・・」

「なんか若くなったなぁと思った・・・」

など、その話に関してただ普通に話し出してしまったりします。


そんな時は、周りの人がすかさず「違うよ」と一言伝えなければいけないですよね。

そして、「さっきは若いなんて言わなかったよね?」と伝えたのですが、そこを「若い/ない」と伝えてしまうと、「若くない」と読み取れてしまい、相手に全く意味が通じなくなってしまいます。

こんな場合は、はっきりと覚えてなくても相手が最初にした表現を真似してみるとスムーズに進んでいきます。

今回、相談がなかなか進まなかった原因として、相談中のコミュニケーション不足により、みんなの話がちぐはぐになってしまった。

そして進め方に問題があるとの指摘がありました。

何度同じことを言ってもなかなか通じないのであれば、他の伝え方を考えなければいけないということです。

そして自らが率先して、こんな表現はどうかな?とみんなに意見を求めていくことが大切です。

ただただ、表現してもそれはただの独り言になってしまいますので、必ずどうかな?と聞くことを忘れないでくださいね。


そして、ただ1つあげてみるのではなく、A、B、C、D、Eと色んなパターンを用意して、どれがいいと思う?と聞いてみるのもアリですよね。

でも相談の上で何よりも大切なのはもっとみんなで意見を出しあっていくということです。

だまっていたり、他の人が何か言うのを待っていたのでは全く話は進んでいきません。

変だと思ったらすぐ、そこは違うんじゃないかな?とか、クラスメイトがどう伝えようか困っていたら、こういうこと?と助け舟を出すことも大切です。

それに話していかないと表現の修正のしようもありませんからね。

是非もっと頑張って積極的に話して会話に参加していってくださいね。

後半では久し振りのCLです。

昔良く通っていた場所、今よく行く場所など自分が知っている場所をCLで表していってもらいます。

・自分の家から友人宅までの道のり

・山の間を走るロープウェイから見下ろすと荒涼とした大地には白煙が立ち込め、火山活動の迫力を感じられる風景

などの例があがりました。

CLって本当に難しくて、手そのものの表現力が求められますよね。

そのためにも1に練習2に練習が必要になります。そして1つ1つをハッキリと表すことも大事です。

会話におけるコミュニケーション力、CLでの手の表現力、どちらも頑張って磨いてもっともっと手話を上達させていきましょう~。


皆さん、お疲れ様でした。

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