こんにちは!ちかです。今日のブログのテーマは、火曜日の授業内で先生がお話ししてくださった、ろう者と日本手話でコミュニケーションをとる上での大事なことについてです。
この日のステップアップクラス内で、ある生徒さんの働いている会社のお話を聞いたあと、その生徒さんに他の生徒さんが内容を掘り下げて質問するという場面がありました。そこで質問された生徒さんは質問の意味を誤解したまま答え始めてしまいました。本当ならここで「待って待って、そういう意味じゃなくて...」と話を止めて聞き直さなければいけないのですが、質問した生徒さんも相手が誤解していることに気がつかずにそのままにしてしまい、先生が話を止めることになりました。
内容に誤解があるまま話し続けてしまうと、どんどんズレが生じて話が噛み合わなくなってしまいますよね。でも、ろう者と話しているときに分かったフリをして適当に相づちをうって話を進めてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。それでは上手くコミュニケーションが成立しません。そして、これはろう者と聴者のコミュニケーションに限らないと先生はおっしゃっていました。ろう者同士でも分かったフリをする、あるいは相手の誤解に気がつかずにそのまま話し続けてしまうせいで、上手くコミュニケーションが取れていないという場面を多く見てきたそうです。
分からない表現をすぐに聞くのはもちろんのこと、相手の手話が間違っていた時にも自分でなんとなく解釈してしまうのではなく、話を止めて聞き返すことが必要ですし、自分の話を相手がきちんと理解できているか、誤解していないかにも気を向けなければいけないと改めて感じました。最初にろう者と日本手話でコミュニケーションをとる上での...と書きましたが、これはどんな場合のコミュニケーションにおいても同じように言えることですね。私もついなんとなく相づちをうってしまうことがあり、相手が誤解していることに気づいていながら話を止められないことがあるので、気をつけなければいけません。