今回初めてHANAIプロダクションの通訳の仕事を仰せつかり、行ってきました。 某会社のイベントです。参加者の1/3の約60人がろう者でした。 HANAIプロダクションから、ベテラン通訳のAさん(初対面でしたが、こころ強い)と二人、他からもう一人の三人で通訳を担当しました。 ステージ下の司会者の隣に通訳のお立ち台がありました。ろう者は、通訳近くに座って頂きましたが、なんと!ステージのスクリーンにも通訳が映し出されることがわかりました。(聞いてないよ~)
始まる前は、ろう者と雑談も少ししましたが、いざ本番となると・・・。 正面を向いたまま微動だにしない男性がいて気になる。伝わってないのかな?不安になる。 Aさんに代わるとうなづいている。 あ~、やっぱり伝わってない? そのことをAさんに言うと「難しい内容だったから、しょうがないよ」と慰めてくれた。 でも、難しい内容でもちゃんと伝わらなくては、通訳したことにはならない。 頑張れ、私!
でも、「そうそう」や「そうなの?」と反応してもらった時は、伝わってると実感できた時もあった。 今思うと、反応がない時は言葉に追われて必死に手だけを動かしていただけ。余裕はなかったけど、HANAIプロダクションの手話教室に通って身につけたCLで表現した時や目線に気をつけた時には反応があった。これって、通訳する上でとても大切なことなんだ。 ろう者の半分以上がステージに上がって しまった場面では、通訳が見えないし、スクリーンも見えない。
待機していた席から、ステージに向かって手を動かしていた。
もしかして、これも花井講師から学んだ対応力なのかも。 怒涛の4時間半は、長かったのかあっという間だったのか? 今回の反省は、次に繋げられるようにHANAIプロダクションの手話教室で、もっと勉強していきたいと思います。
夢の国の近くで、現実と向き合ったデビュー戦でした。