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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】ステップアップ 4月7日(木)

こんばんは、スタッフの西島です。 今日からNA花井盛彦4月〜6月期がスタート! 今日の【NA】ステップアップクラスは、「ある、いる、ない、いない」です。 普段、何気なく使っている言葉ですが、手話で日本語そのままを表現するのではなく、わかりやすく変えていきます。 「子どもいる?」 もし病院などで出産経験を質問する時に、こう聞かれたら「(今は)いません(家にいます)」と答えてしまいますね。 「本がない(手をヒラヒラさせる)」 これだけだと、無くしたのか、捨てたのか、ここにはない(別の場所にある)の意味なのか、区別がつきません。 これを発表したのは、第一言語が日本手話のろうの生徒さん。 「本、探して…探して…ない(両手を開いて外側から左右同時に体の真ん中に引き寄せて、両手のこぶしを胸の前で交差)」これなら「失くした(から無い)」のがよくわかりますね。

「〇〇さんいる?」 訪問客が訊ねます。 手話の場合は「〇〇さんどこ?」の方が自然ですね。 「犬を飼ってる?」 これも「家、犬、いる?」ではなく、「家、犬、眉上げ(疑問のNMS)」で十分伝わりますね。 「熱がある」 ただの「ある」ではなく、脇の下付近で体温計の目盛りが上がる表現なら、微熱か高熱か、どの程度「ある」のかも示せますね。 広い意味で解釈ができる「ない、ある」 「今日、避難訓練があるよ」と音声の日本語で言われれば、聴者は何も不思議に感じません。 ですが「ある」を「予定」に変えたり、「午後や○時に避難訓練」と言い方を変えたり、少しの工夫で日本語をそのまま伝えるよりも、通じやすくなります。 日本手話を日本手話のみで教えていきます。 それは、コミュニケーションの基本があります。 日本手話が上手になると、他者の言いたいことを汲み取る事に長けてきます。 ですが、本当にそれで良いのか?思い込みではないのか?を確認したり、自分が言いたいことを伝えられているのか?に妥協せず向き合っていく姿勢を教えてくれる教室です。 今日もお疲れ様でした。

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