こんばんは。まつ吉です。
今日は、鳥取にお住いの生徒さんも参加してレッスンスタートです。
今日の内容は「自分について話をする」と「漫画やドラマで描かれるろう者と実際に出会ったろう者の違い」です。
今回、初めて木曜レッスンに参加された方がいたので、質問形式で自分たちの話をしていきます。
あだ名の由来は?出身地は?東京に来たことは?引っ越し経験はある?今までどこに住んだ事がある?手話勉強歴はどれくらい?などなど沢山の質問をしながら話をしていきます。
鳥取にお住いの方は、手話の試験で東京に来たことがあるとか!試験が終わったら直ぐに地元に帰ったようです。
また、手話勉強歴の話では、ある生徒さんの勘違いの話が出てきました。
その生徒さんは、花井先生に会うまでは『自分は手話が上手で得意!』と思っていたけれど、先生に初めて手話を教えてもらった時、読み取りが出来なくて愕然とした事がありました。その時初めて「自分は勘違いしていたんだ…」と気づいたようです。自分の視野(世界)が狭かったけれど、
これを機に視野を広かなり、1〜2年の年月をかけてコツコツと勉強し続け上達していったようです。今までがダメだった。ではなく、今からやればいいんだ!という考え方の工夫も大切ですが、その方が「自分は勘違いしていたんだ」と気づけた事が良かったのだと思います。
ある事柄に気付き、理解し、改善する。手話の勉強だけではなくて人生にも言える事なのではないでしょうか…??!
少しお互いのことが分かったところで、後半のレッスンです。
テーマは、「漫画やドラマで描かれるろう者と実際に出会ったろう者の違い」です。
具体例として出てきたのが、人の呼び方です。
「物を投げて呼ぶ」というシーンが映画やドラマで描かれている時がありますが、実際は違います。相手の近くに行き、手を振ったりなどの方法で気づいてもらいます。
また、他の具体例では、声ありもしくは口を動かしながらの手話が出ました。
音ありの手話は、聴者にとって分かりやすい!と思う方が多いですが、ろう者にとってはどうなんでしょうか…??
実際に年配のろう者の方がお話ししてくださったようですが、声あり(口が動いていた)手話を見たとき、気持ちが悪く見たくなかったと。
私たちが思う手話と、ろう者が思う手話には違いがあるようです。
この「声あり手話」の話から、手話サークルや手話講習会などの話になっていきました。
NA花井手話教室に通う生徒さんの中には、手話サークルや手話講習会の経験者が多くいらして、様子を教えてくれます。
全てのサークル、講習会がそうでは無いけれど…
手話サークルでは、喋りながら手話で話をしている所が多く、最終的には声だけで話して終わってしまうという事もあるようです。そのため、聴者とろう者のグループに分かれてしまったり、ずーっと我慢していたろう者の講師が我慢の限界を越え、突然辞めてしまったり…色々とあるようです。
また、学習内容も、指文字や単語を覚える事に特化していたり、講習会ではテキストを用いながら、講師がボードに書き講習生はそれを見て勉強をする。というスタイルが多いようです。
この話の流れから、以前に、ろう者の方と手話の勉強方法について話をしたという生徒さんがいました。そのろう者の方は、「手話は、声なしで勉強する方が伸びる!その方法が一番だと思う。ここの教室(NA花井手話教室)は凄いよ。みんな上手!」と話してくださったようです。
聴者は、無意識のうちに耳から情報を得るという習慣があります。そのため、声ありの手話を見ていると、目の情報より耳から入る情報が優ってしまったり、気になってしまい手話の内容が入らない事が多いです。時には、言葉と手話の内容が合っていない事もあります。最悪な場合は、手が止まって口だけ動いている人もたまにいます。手話というより声…。
もし、自分の耳が聞こえなかったら…その方の手話からきちんとした情報が得られず、理解もできませんよね。
先生は、レッスンの中で「自分がもし、耳が聞こえなくなったら…?」と想像して考えてみる事が大切だよ。と仰いますし今日もそうでした。
様々な立場に立って考えてみる。誰にとって何が大切で、何が良い事なのか…と考えることはとても大切な事ですが、大きな組織や団体により上手くいかない事もあるようです。
手話には色々な種類があります(日本手話、日本語対応手話、中間手話)が、手話を教える立場の人でも、「日本手話は必要ない。日本語対応手話だけが良い。」と教える方もいるようです。
全ての人が日本手話が絶対!とか日本語対応手話でなければダメ!ということは言えませんが…
手話が必要な方々が、気持ち良い日常生活を送るために何が必要なのか…そうゆう事を考えられる人が一人でも多くなればいいなあと感じました。
今日は、手話表現の勉強だけではなく、手話のあり方についても考えさせられたレッスンでした。
今日もお疲れ様でした。
読んでいただいてありがとうございます!
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