こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】入門クラス(90分)は、拳を使った単語です。
「作る」
拳を2個縦にトントンとします。その単語を知らない生徒さんに、単語を使った短い例文を身振り手振りを使って説明します。
説明する時には、料理を作っている姿や、鉄筋や煉瓦などを積み立てて家を作っている姿を表現しますが、手話で会話をする時には「家/作る」「料理/作る」とは使いません。
行動で「作る」は見てわかるので、わざわざ単語は不要ですね。
単語を知らなかった生徒さんは、意味を掴めたら自分も例題を表現します。「(服をつまみ)服/作る(ミシンや針で縫う仕草)」
これできちんと意味が通じたかを確認できました。
「お疲れ様、ご苦労様、苦労、大変」
手首のところで拳をトントンとしますね。人によっては肘に近いところでトントンする人もいるそうです。
労う表情で「お疲れ様」。疲れ切った表情で「大変」など、この単語は表情や状況、リズムで使い分けが必要です。
「マナー、モラル、常識、エチケット」
拳の小指同士を顔の前辺りでトントンします。
知らない生徒さんに説明します。
「タバコ吸って良いですか?OK?(タバコを吸い、灰皿に捨てる)」
マナーとしては合っていますが、
「店で飲み会、外へ出て喫煙場所へ」の方が今の時代は伝わりやすいですね。
「効果」
掌に当てた拳を弾き返します。
ここで「麻酔の効果」の話が出ました。麻酔の効果により、手術中は痛みや恐怖が軽減しますよね。
花井先生は、過去に小指の靭帯断裂をした時に伝達麻酔を経験したそうです。ビリっと指先に伝わる様子や、残っている感覚、痛みの程度など、音声よりも日本手話だと生々しく伝わってきます。
腋窩(脇の下)の伝達麻酔は痛いらしく、効きが悪くても「効いてます」と嘘をついて手術をしたそうです。
断裂の原因は、ボールが当たって小指が反対方向へ反り返ったんだとか…。ネイティブサイナーの表現だと、見ている全員が映像が浮かびますので、全員が痛そうに顔を歪めます。
その後はスポーツの話へ。
前半で「大変」を始めて覚えた生徒さんも「ボートを2キロ漕ぐのは大変」と早速使っています。
スポーツ界で、日本が世界に負けているのは何だと思う?。技術ばかりを磨くより、気持ち(ガッツ)と戦術が足りない…という話に。一般的に日本人は、真面目で大胆に枠から出ることを嫌いますよね。
「手話も同じだよ」と言われ、確かに技術だけに溺れて、相手と向き合わない(戦術を考えるには相手を知らなければいけません)人は一流じゃないな…と納得です。
90分レッスンは、色んなジャンルの話になりますので、飽きずにあっという間に時間が過ぎて終了です。
その後の【NA】入門(35分)オンラインクラスは、自己紹介からスタートです。
オンラインでは、まず相手と目と目を合わせる事から始めていきます。コミュニケーションの第一歩ですね。
名前をお互いに呼び合ったら空書から空間認識能力を高めましょう。空中に闇雲に書くのではなく、読む人を意識して書きます。
その後はスポーツを手話単語で表現し、空書で答えていきます。スポーツは動作が手話単語になっているものが多いので、想像しやすいですね。
あっという間に35分は終了です。
今日もお疲れ様でした。
読んでいただいてありがとうございます!!
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