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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】初級 5月9日(土)

こんばんは。まつ吉です。


《NA》初級コースでは、「かかる」の表現を勉強しました。


この「かかる」という言葉。

同じ日本語ですが、手話では状況によって使い分けが必要になります。

今日は、2人ペアになり使い分けの勉強を行いました。


表現ですが、下記2つです。

①かかる(時間)【時間/長い】

②かかる(必要)【時間/長い/必要】


例えば、『彼女が出かける時、着替えや化粧で時間がかかる。彼は時間がかかるな〜とその様子を見る。』という文章が挙がりました。

文の中に、同じ言葉「かかる」が入っていますが、表現は違います。


『彼女が出かける時、着替えや化粧で時間がかかる。』→②かかる(必要)【時間/長い/必要】

『彼は時間がかかるな〜とその様子を見る。』

→①かかる(時間)【時間/長い】

と、表現の使い分けが必要になります。


サークルや講習会では、

『渋滞で余分に時間がかかった。』と表す際に

②かかる(必要)【時間/長い/必要】を使う方が多いですが、実際の表現は違います。

状況によって「かかる」の使い分けをきちんとする事が重要になります。


他にも様々な例文が出ました。

・家の掃除をするのに時間がかかる(必要)

・車の渋滞、時間がかかるなあ

・暗記するのに時間がかかる(必要)、全部覚えるのに長い時間がかかった


この例文の中の、『暗記するのに時間がかかる(必要)〜』という文章ですが、『暗記が苦手で時間がかかる(必要)』と表現する方がスムーズになるよね、と先生からアドバイスが。


私もよくやりますが、無理矢理に、その言葉を使おうと文章を考えてしまい、話の流れが不自然になってしまうことがあります。言葉にこだわりすぎず、文章構成を考える事は難しいですが、繰り返し練習する事で少しずつ上達するはず!


今回の「かかる」という表現。

同じ言葉なのに、使い分けが必要な言葉は他にも沢山あります。また、表現が同じでも語順が変わると全く違う意味になってしまうということもあります。


こういった違いを、テキストだけで学ぶのは限界があるのではないかな…と感じます。


“NA花井盛彦手話教室だからこそ学べる事がある”


今回は、そのような事も感じられたレッスンでした。


今週もお疲れ様でした!

読んでいただいてありがとうございます!

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