こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【コミュニケーション】基礎クラスは、二人一組で4つの会話を自分達で決め、やり取りをしていきます。
その後、自然なコミュニケーションなのか?NMS、表情は妥当か?不必要な言葉や日本語対応手話になっていないか?ろう的な考え方で表現をしているのか?を視点に話し合います。 日本語と日本手話は文法も文化も違います。聴とろうでは文章の作り方や考え方が違うので「言い回し」にも注意が必要です。 例えば聴者の場合 ①Aさん:「何かペット飼ってる?」(あなた、家、動物、世話、なに?) ②Bさん:「猫を飼ってる。名前はクロ」(猫、名前、クロ) ③Aさん:「私は今までペットを飼ったことがないんだ」(私、動物、世話、経験、まだ) ④Bさん:「猫がオススメ!可愛いよ」(猫、オススメ、可愛い) 聴者は日本語の会話に変な箇所はないように感じますが、ろうの場合は ①Aさん:(あなた、家、犬?) ②Bさん:(猫、あだ名はクロ) ③Aさん:(今後、飼いたいと思う) ④Bさん:(猫がオススメ、可愛いよ) の方が理解しやすいので伝わりやすく、ズレずに済むそうです。 相手の文化や考え方を理解することが、良いコミュニケーションの一歩ですね。 私は以前、同じ様にやり取りをするレッスンを他社で受けたことがあります。 その時は、定例文がホワイトボードに書いてあり、それに沿ってやり取りをしていく…というやり方だったので、レッスンの意図や何を学んだのかが全くわからず、言われるがままにホワイトボードに書かれた文章を単語に変えて並べただけでした。その時の講師も、ろう的なやり取りやコミュニケーションをレッスンしたかったのかな?と考えると、「決められた文章を単語に直す」レッスンをしていたら、いつまで経っても上達しないだろうな…と思います。講師選びは慎重にしないといけませんね。 みなさん、お疲れ様でした。
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