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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【通訳】総合 11月22日(金)

こんばんは、西島です。


今日の【通訳】総合コースはフリートークとCLです。

北海道で車のタイヤが空回りして動かない。押してくれる人もいない。そんなときは「スノーヘルパー」というものを使うそうです。 手話を見ていると、坂道に停止した時のバック防止の輪止めと似ています。 聞き手は「へー、それ(タイヤの輪止め)で車輪が動くんだ」 輪止めは単にタイヤを動かなくするだけのものであって、空回りを解消する役割はありません。雪の降る地域で使われているものは、表面が段々になっていますので、正確にCLで伝えると3角形の輪止めとは違うものだと伝えられます。


他にも、前輪が動く車、後輪が動く車と動くタイヤによって、スノーヘルパーを差し込む位置も違います。 CLがないと、意味はわかりますが、理解に欠けます。深い、細かい内容にはCLが必要不可欠です。


「車に乗ったら、バックミラーに顔が見えた」 これだけだと、何の話だかわかりません。 「後ろの席に誰かいたの?」 「ちがう。車の外!」 「外?覗いてたの?」 「いや、走ってる時」 「幽霊?」 少し開いたまどに手をかけて、掴まっていた…と。

良いコミュニケーションは、質問や確認をすることで話は盛り上がりますし、ズレを少なくできたり、ズレに気づいたりします。

「え?男が車にまたがっていたの?」

CLで、まるで馬にまたがるように男が車に座っています。 「そうそう」 いやいや、普通の車にまたがって足を左右におろせる人はいません。正しくCLで表せば、どこに男がいて、どこにつかまってるかわかります。

通訳をするときは特に、相手が何を言わんとしているのか、汲み取る必要がありますし、本当にその解釈で良いのか、確認する必要もあります。

スムーズに要約し、確認するためにも質問するスキルをあげたいところです。

今日もお疲れ様でした。


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