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NA花井盛彦手話教室【通訳】総合 9月3日(金)

こんばんは、スタッフの西島です。


今日の【通訳】総合クラスは、単語を一つ決め、それを当ててもらうために出題をします。 例えば A「道でバッタリ会って会釈をしたらプイッとそっぽをむかれた」 B「無視?」 A「違う」 「タバコを吸って、そのまま道にポイッ」 B「非常識?」 A「あたり!」 と単語一文字で当てていきます。 今日はスピードが命です。Bさんは「知り合いなのに無視されたの?」等、質問したくなりますが、質問無しでズバッと単語を答えていきます。 「遠慮」は「これどうぞ〜」「いえいえ、頂けません〜」「そんなこと言わずに〜」のやり取りをロールシフトで演じます。 他にも「悲しい」「怖い」「後悔」「生意気」等が出ました。 難しい単語に挑戦です。 「スランプ」 単語は親指を抑えつけられる「我慢」が続く様子を表現します。 これを当ててもらうために「6月、7月、8月。グラフが下がったまま経過。9月にグラフが上がる。下がったままの部分を指差す」と花井先生が表現しました。 「スランプ」を日本語で説明しようと「調子が悪い」と表現してしまったり、つい手話単語を並べた文章にしてしまいがちです。 他にも「ヤバい」「エグい」の言葉の意味や使い方にも注目しました。 指文字の「や」を重ねて「ヤバい」。あまり使っている人を見た事はありませんが、使う人もいますよね。  「ヤバい」というとマイナスな言葉に捉えてしまいがちですが、最近は褒め言葉でも使いますね。 と言うことは、語彙が少ないと、感情が揺さぶられた時には、何でもかんでも「ヤバい」と言ってしまう訳です。 それだと「何がどうヤバいのか?」読み取るのが難しいですよね。 手話通訳の現場で、対象者がほぼ手話がわからなかった…なんて事例も少なくありません。 口話もしない、手話もきちんと使ってこなかった、日本語文章にも自信がない…。高齢ろう者ではなく、若い世代にもたくさんいるのが現実です。 日本語や手話単語にこだわらずに頭を柔らかくして「伝える」そんなレッスンでした。


今日もお疲れ様でした。

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