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執筆者の写真HANAIプロダクション

手話発表会 2021年12月25日(土)

こんばんは、スタッフの西島です。

2021年12月25日(土)は、久しぶりの発表会でした!

クラスやレベル別ではないので、なかなか皆で集まって練習できないところを、皆さん本当に素晴らしい完成度!! プログラムは ①かぐや姫 ②CL ③ろう文化 ④CL ⑤白雪姫 ⑥CL ⑦日本語と日本手話のズレ ⑧CL ⑨さげまん ⑩CL ⑪シンデレラ まずはMCから。 花井先生と、花井先生が開始直前で選んだMCの生徒さん。 「ろうの拍手ってどうやるか知ってる?」 掌を叩かずに上げた手をヒラヒラさせますね。その方が目につきやすいですし、後ろからも見えます。自分がどのくらいの音量で叩いているのか?を気にする事もありません。 手話を見るのが初めてのお客様にも覚えて頂きました。 プログラムに入ります。 かぐや姫は、お爺さんの山での仕事がリアル。黙々とこなすだけでなく、目線で「次は、あそこの草を刈るのかな?」「あっ!何か見つけた!」とわかります。求婚する3人も個性的。条件は良くても気乗りしないかぐや姫の心情や、かぐや姫と離れたくないけど、かぐや姫の幸せを願うお爺さん達の気持ちも、よく表現しています。


1回目のCLはベテランコンビ。 犬に追いかけられ、夢中で逃げますが、後ろを気にしながら走っているため、崖から落ちてしまいました。犬は冷静に崖の下を見て「あらら」と言わんばかりの素知らぬ顔で立ち去ります。 次は「ろう文化」です。 「木村さん、バツ5なんだって!」 「えっ?!バツ5?!へぇー。あっ!ねぇねぇ、木村さん知ってる?」 噂話が広まるのが早かったり、県が違っても「ろう学校どこ?」と質問します。 ろう学校は90~100校くらいなので、聞いてもわかるんですね。 また、まず名前を聞きたくなる聴者に対し、初対面で盛り上がっても帰り間際に名前を聞いたり。「名前」について重要視していない事も話題に上がりました。

「白雪姫」は、微笑ましい白雪姫と小人達との日常生活と、魔女の演技力が見どころでした。

「日本語と日本手話のズレ」は、慣用句を用いて説明します。 「甘い汁を吸う」「三日坊主」「口車に乗る」 慣用句は「特別な言い回し」なので、そのまま見たものを捉える日本手話では、意味が通じない事が多いそうです。

「さげまん」 こちらもベテランコンビ。コントの様なカップルのやり取りですが、よく考えると、自分もやってるなぁ、と思うことがありますよね。 例えば、「このケーキ不味い。あの子、可愛くない。あの店は嫌だ」なんて、なんでも文句を言ってしまったり、泣いて要求を通したり。 コミカルに楽しく表現していました。

最後は「シンデレラ」です。 ダンスパーティーは、事前にダンサーの生徒さんにコツを教わります。 健気なシンデレラがハッピーエンドで終了でした。

一つのプログラムが終わると、出演者にMCが感想を聞いていきます。 それを生徒さんが通訳していきますが、聴者が自分の手話を通訳してもらえる事って、あんまりない経験ですよね。

今回は、コロナ禍や年末という事もあり、仕事や家庭の事情、体調不良などで急遽欠席する生徒さんもいました。 当日に代役を頼まれても、誰も嫌がる人はいません。 また「MCお願い」と指名されても「OK!」と快諾。 初めてお会いした、お客様のろう者が「誰が聴者?聴者がいるんだよね?」と驚いていました。 楽しむ事、積極的に学ぶこと。 HANAIプロダクションは凄いな、、、それを目の当たりにした一日でした。

読んでいただいてありがとうございます!


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