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執筆者の写真HANAIプロダクション

西島コラム #20

こんばんは、西島です。

今日は花井代表と2回目の鶴見総合高校に行ってきました。

生徒さんは19人。前回は「声なし」を説明しても前半は、なかなか守れなかったり、自分以外の人が発表しているときは、注目できなかったり。

花井代表の指導力や言葉の力で後半はスムーズにいきました。


その甲斐あってか2回目はみんなきちんと注目してます。途中テストがあるので、「他人事じゃない」という緊張感や、「面白い」事に気付いてくれたみたいです。

数字からスタート。

8、9の時に手の形が上手くいかなかったり、前の人の手をよく見ていなかったり…。前の人があやふやな表現をすると、「8?7?」と次の人に迷惑がかかってしまいます。

人の表現を見て、自分の手の形を振り返りましょう。

「見てごらん、もう一回やってって言ってごらん、質問してごらん」

当たり前の事ですが、言われて初めて「そっか!」と気付きます。 手話は相手を見なければ始まりません。


そして、考えなければわかりません。なんとなく理解するだけではすれ違ってばかりになってしまいます。コミュニケーションの基本が手話には詰まってます。


今回、この授業もコミュニケーションの授業ですが、「コミュニケーションの一つとして手話があるよ」なんて単純なものではなく、花井先生は相手と向き合うことや考えることを教えてくれます。

後半は各自、絵を描いて値段をつけます。

「この絵で何するんだろう?」みんなワクワクしてます。

ササッと書いて「茄子っていくら?」と悩みこむ人。「茄子だけど10000円!」と適当につける人。性格が出ています。

花井先生が回収したら、一つ一つをみんなに見せながら手話で教えてもらいます。

茄子、リンゴ、ブドウ、ステーキ、靴下、スカート、水玉のワンピース…色んな単語を覚えていきます。


覚えたら、5人づつ前に出て、5枚の絵を前にして花井先生が表す単語を指差し、値段を手話で表せたら合格です。

一人づつ抜けていくので、最後になったら恥ずかしい…みんな必死です! 時々、フェイントでそこにはない単語を出して「お手つき」になりそうな人もいて、盛り上がります。

楽しく身体を使って覚えることは、とても大切ですよね。

教科書やインターネットで調べた単語を覚えてもすぐに忘れてしまいますけど、この方法なら楽しく覚えられます。

3年生の卒業間近の授業です。

「この授業、楽しみ。またね~」と笑顔で終了でした。


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