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執筆者の写真HANAIプロダクション

西島コラム #36

こんばんは、スタッフの西島です。


今日、花井代表はNew International School of Japanの講義に行ってきました。 中・高生の合同クラスで、日本、韓国、オーストラリア、イギリス、ブラジル、インドネシア…色んな国の生徒さん達がいます。 中には日本語を習得していない生徒さんもいます。 お互いの共通言語がない中で、新たな言語をどうやって学ぶのか? 花井講師が教える日本手話は、言葉だけにこだわらず、生徒さん一人ひとりの個性もきちんと見極め、工夫をしているので問題ありません。 最初に数字から覚えていきます。 ただ数字を覚えるだけでなく、まずは顔と顔、目と目を合わせて相手と向き合う事からスタートします。 「あなた!(指をさし、指名する)」 「私?(自分を指さし、目を開く)」 「そうそう(頷く)」 「(空書で)46」 「(手話で)46?」 「OK!!」 手話や身振り手振りは、見える情報が大切です。 頷いていても目を逸らされていたら不安になりますし、無表情でも相手は混乱します。 次は、手話や身振り手振りで出題し、ホワイトボードに絵を書いて答えていきます。 車、電車、家、駅、バトミントン、卓球、シャワー、学校、パソコン、映画、テニス、寿司、バスケットボール、包丁、先生、スーパー、動物園 駅やスーパー、先生等は、どうやって絵に描くのか迷ってしまいますよね。 「先生」は人の背景に黒板や講義机を書きました。「見たまま」を描くとわかりやすいですね。

最後に生徒さんに紙に絵を描いてもらい、それを身振り手振りで表現してもらいました。 服、花、椅子、机、生徒、猫、ヘッドホン、楽器、犬、スマホ、マスク、オバケ、花火、ペットボトル、コップ、韓国の国旗…。 28種類の絵を机に置き、カルタをしていきます。 楽しく90分が終了しました。 レッスンは、もちろん今日も「声なし」です。 他の生徒さんが「駅」を絵に描こうと頑張っていた時に、待機していた生徒さん達が、自分の交通手段に対しての雑談を身振り手振りでしていたり、花井講師に伝えようと、身振り手振りや指文字を駆使している姿が印象的でした。 自分の第一言語だけに拘らず、相手の言語に合わせる基本的な考え方が身についているのかな?と思いました。 以前、アジア圏の国のろう者と仕事をしている生徒さんが「普段は英語で筆談をしているけど、自分も手話を習得したいと思う、アメリカ手話、国際手話、その国の手話…どれを学べば良いか?」と、そのろう者に質問をしたところ、「本物の日本手話が良い」と言われたそうです。 そして、花井講師の動画を見て、この人なら…と太鼓判を押された、との嬉しいエピソードがありました。 言語の壁を超えて、お互いを知る。 もっともっと、その考えが広まると良いですね。 今日もお疲れ様でした。

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